峯岸利恵の音楽手帖

好きな音楽や日常にまつわるあれやこれやそれです

asayake no atoについて

 

先日、

 

 

というツイートをしたのですが、当初思っていたよりもずっと多くの反響があって「あ、やっぱり共通認識なんだな」って安心しました。

 

京都出身の4人組バンド「asayake no ato」との出会いは”追想と未来”という曲なのですが、聴いたことのない方はこちらからどうぞ。

 

youtu.be

 

 率直に言って、素晴らしくないですか?

緩急のつけ方がにゾクっとしません?

 

そして、高身長細身塩顔白シャツスキニー黒髪マッシュ雰囲気イケメンバンドマンの量産により飽和状態になりつつある昨今の邦楽エモロックバンド界の異端児(超失礼)。アサヤケにはルックスの良さでファンを惹き付ける必要なんて一切ないんです、だって曲がべらぼうに良いんだもの!!

 

しかもライブが良い、というより演奏が上手いんです。とても丁寧に演奏するバンドなんだなという印象が強くて、胸にガツンとくるというよりかはずぶっと浸かる感覚になります。

 

ステージの上からというよりは同じ視線、一方的に与えるよりは受け手の為に思慮の余白を残しておきたいという謙虚さが感じられる歌い方、奏で方をしてくれます。歌詞も抽象的なものが多くて、本能的に綺麗だと思える情景が脳内スクリーンに浮かんできます。なんというか、全曲が短編映画という感覚。

 

売れてほしい!というと金目の匂いがアレですが、多くの人に届いてほしいバンドです。

 

 

ふと思いましたが、朝焼けの後って何が見えるんですかね?