峯岸利恵の音楽手帖

好きな音楽や日常にまつわるあれやこれやそれです

【2022.06.24】SonoSheet×RIDDLE×THE SENSATIONS

2022.06.24(金)

『GALES』

▼SonoSheet

▼RIDDLE 

▼THE SENSATIONS

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この3マン、個人的にマッッッッジでめちゃくちゃ楽しみにしていた企画でした。

自分が大好きなバンド、かつ、バンド同士が繋がっていそうで繋がっていない、さらに、ジャンルとしてもド被りしていない。でも、対バンとしてライブをしたら、最高の相乗効果をもたらしてくれる……というストーリーの下、お誘いをしました。その結果、イベントとしても最高のものになった実感があります。そうした私の意図を汲んでくれた上で、こちらが抱いていたK点越えの期待の、更に上の上を越えるライブで応えてくれた3バンドに、最上級の感謝を!!!

 

▼SonoSheet

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イベントのトップを務めてくれたのは、宇都宮から来てくれたSonoSheet!Hi-STANDARDASIAN KUNG-FU GENERATIONBEAT CRUSADERSを始めとする90年代バンドから、メロコアバンド、渋谷系パワーポップといった様々なジャンルから影響を受けているメロディ。胸がキュッとなる切ない歌詞。それでいて、いつだって全力投球!という感じの、見ていて清々しい気持ちになるくらいにパワフルなステージング。好きにならない訳がないような要素がてんこ盛りの、音楽大好きバンドがSonoSheetです。この”音楽大好き”というのは、曲の中にも様々なオマージュが詰め込まれているところからも勿論感じるし、ユウキくんに至っては、開場前に話していた時にずっと「キャプヘジ(CAPTAIN HEDGE HOG)のSHELTERのライブ行きて~!チケット取りたいけど、イープラス使わないから分かんねぇ~!!」と言っていました。分かるよ、その気持ち。普段取り置きメインだもんね。

そしてこの日も、初っ端からツービート全開で、会場の熱気をググっと上げつつ、更に新曲まで披露!これまたブチ上がり系のパワーチューンで、自然と拳が上がった!「宇都宮には、パワーポップの文化もあるんだ!」という一声からの新曲披露など、ロングセットならではの緩急の付け方で楽しませてくれました。今回のイベントについても、RIDDLEとTHE SENSATIONSという大先輩バンドへの敬意を伝えつつ、「ジャンルの垣根を越えて、自分たちらしさを突き詰めているバンドだと思っています」と伝えていました。それはSonoSheet自身にも言えることで、ジャンルに拘らずに、自分が好きな音楽のエッセンスをどばどば注ぎ込みながら、その上でしっかり自分たちらしさを作り出しているバンドがSonoSheetだと思っています。めちゃくちゃいいライブをありがとう!!!

 


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▼RIDDLE

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2番手は、埼玉県北浦和のメロディックハードコアキング・RIDDLE!!峯岸利恵という人間のことを少しでも知ってくれている方であれば、自分のイベントにRIDDLEを呼べたことへの感動がどれほどのものだったかは分かって頂けるかと思います。興奮で全身の毛穴から血が出るかと思いました。

RIDDLEは現在サポートドラマーを迎えて活動していますが、この日のサポメンはFILTERのアキラさん!鬼バリダイナミック多幸感ドラミングでお馴染みのドラマーです。そんな4人でのライブ、マーーージで格好良すぎて昇天寸前でした。

神ハーモニー&スピード王こと、RIDDLEの真骨頂。アクセル踏み続けてキンコン鳴りっぱなし、そのままコーナーに突っ込んでスリリングさを出しつつ、華麗なブレーキングが魅せる優しさ溢れる緩急が心を揺さぶる――という峠攻め的セットリスト。しかも、この日は今年一発目の「Reach to the horizon」を演ってくれて、さらに「Another wish,another future」を繋げてくれたんですよ……この組み合わせが好きすぎて、ホライズン終わり即サムタイ待ちフライング拳上げムーブかましちゃう。

この日を含めて、RIDDLEのライブを観る度に、どうしようもないほど憧れを抱きます。そう思わせてくれる理由は、RIDDLEというバンドの中にある、絶対性と柔軟性。売れる/売れないという現実問題もあるけれど、それ以前に「己が己を誇れる音楽を」という、オリジナルに対する揺らがぬ絶対的精神。その上で、新しいことに対しても自ら飛び込んでいく自由さと柔軟性。それらは対極にあるように見えるけれど、反発するものでは決してなく、むしろ共存させていかないといけないものだと思います。でもそれをしようとすると、めちゃくちゃ難しい。だけどもRIDDLEは、そのバランスを保ったまま、活動19年目に突入しているのだから本当に凄い。昔の曲ももちろんだけれど、去年リリースされた「RED」がはちゃめちゃに格好良くてほんっとに大好きなんですよ……。

 


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ツヨツヨリフ&グッメロ職人。

7月には20年目突入ですか……!格好良過ぎる。今までも、これからも、マイスーパーヒーローです。

 

▼THE SENSATIONS

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そしてそして、今回のイベントのトリを務めてくれたのは、THE SENSATIONS!!!サイコーでした!!!!ノれて踊れて飲めて騒いで、締め括りにこれ以上ないっていうほどのハイパーエネルギッシュなサウンドをぶちかましてくれました。

ボーカルのOSAWAさんには、I HATE SMOKE RECORDS代表としてソロインタビューをさせてもらったのですが、そこからご縁があって、THE SENSATIONSとして出てもらうことになりました。めちゃくちゃ嬉しかった!

パンク、スカパンク、ハードコアを主軸に、50’s~60’sソウル、 R&R、などなど、様々なエッセンスを取り込みつつ、超絶気持ち良いTHE SENSATIONSオリジナルのハイテンションチューンに仕上げるバンド。頭空っぽにして、ビールが溢れるのも気付かずにハイになって踊りまくるのがサイコーの楽しみ方です(フロアの床を濡らしてごめんなさい)。とはいえ演奏は、めちゃくちゃタイトで超痺れます。矢継ぎ早にどんどん曲が続いていくのですが、それでも窮屈さを感じないのは、メロやメンバーのソウルに宿る遊び心が故でしょう。こうじゃなきゃいけない、とか、こっからこう展開していくのが無難だとか、そういったルールではなく「自分たちがやっていて楽しいか?」が全曲軸にあるが故の面白さが、THE SENSATIONSサウンドの醍醐味だと思っています。ライブでは、そこにサプライズが加わって、こっからどうなる!?というワクワク感がプラスされて、ハイになれる。そういうライブの楽しさを提示してくれるバンドだと、この日も感じました。まさに「STAY YOUNG」!一生衝動的でありたいと思わせてくれるライブでした。


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改めて、SonoSheet、RIDDLE、THE SENSATIONSの皆さん、来てくださったお客さん、友達、ライブを作り上げてくれた吉祥寺 WARPのみなさん、本当にありがとうございました!!!

次またやる時はちゃんと集合写真撮らせてください!!!(大失態)

 

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【打ち上げ小噺】

出演者の皆さんが机を囲んで着席して、開始早々何を始めたかと思ったら、色んなアーティストの人気ナンバーワン楽曲を当てるゲームをやってました。放課後かと思った。