峯岸利恵の音楽手帖

好きな音楽や日常にまつわるあれやこれやそれです

音楽ライターについて

 

 

 

数ヶ月前からツイッターのDMを開放しております。

 

音楽をやっている方にねえねえそこのお姉さんちょっと文章書いてよという感じに気軽に依頼をしてもらいたくてこの設定にしたのですが、なんと!あなたのことがずっと気になっていましたこれ僕のLINE IDです連絡ください的なメッセージが!一切なく!頻繁に頂くのは、「音楽ライターになりたい!でもなり方が分からない!どうしよう!というかあなたって何してる人なの!?」いう旨の質問です。

 

ここからはわたしの話をします。

興味のない方、止めるなら今です。

 

わたしは普段は普通に会社で仕事をしていて、ご依頼を頂いた時に記事を書いているという「半社会人・半ライター」の二足の草鞋で生きています。昼は学生夜は怪盗という「神風怪盗ジャンヌ」を想像して頂けたら分かりやすいかと思いますし、これが分かるりぼんっ子は世代一緒です。

 

経歴としては、大卒で就職しましたが「音楽の文章を書く仕事がしたい!」と思い立って一年で辞職。ツテコネ一切無しの装備0の丸裸状態でダンジョンの入り口に立った訳ですが、当たり前のように仕事なんてなく、あっという間にただのフリーターになりました。(完)

 

元々ライブレポートは書いていて、応募制の音楽ライター講座に通ったり、細々と文章を書いたりしながらもバイトに明け暮れる―――そんな日々を送り、約1年。

なんで私がライターに?というどこかの予備校のキャッチコピー宜しく、ライターの肩書を背負えたきっかけは、某有名音楽会社のライター募集に受かったことです。(現在も募集しているはずですし、そういった募集は色々な媒体が行っています)

そこから「対価を頂いて文章を書く」という、いわゆる「プロ」としてのお仕事をするようになりました。ここが始まりです。3年前くらいだと思います。

 

とはいえわたしは完全契約ドリーマーではなくフリーランスなので、お声を頂ければいつでもどこでもなんでも書きますし、依頼をもらわずに勝手に書いているレポートやディスクレビューもたくさんあります。

恐らく最近わたしを知ってくれた方は、十中八九THE NINTH APOLLO所属バンドを好きな方だと思うのですが、恐らく知るきっかけとなった文章は、わたしがただの一ファンとして勝手気ままにるんるんきゃっきゃと書いたものです。

 

前置きが長くなりましたが、「何をすれば良いのか分からない」という方は、

とりあえず好きな音楽を、好きに書いて、発信すれば良いのではないか。

あとは、運と縁が大事、だと思います。

わお、これだけ書いたくせに至った結論があまりにもざっくり!

 

このご時世、ウェブライター一本で食べていくのは現代版お伽噺話です。才能があればもちろん別ですが。わたしも普通に働いていますし、音楽雑誌や音楽ウェブサイト運営会社の編集部に入るなどしない限りは安定的な収入を得ながら書くことは正直難しいと思います。

 

けれど先述した通り色々と募集案件はありますし、世はSNS全盛期。発信すれば本人に届く可能性だってありますし、自身の表現力で挑戦する機会はたくさんあります。とりあえず、けれども本気で書いて発信してみてはいかがでしょうか。

 

とまぁ偉そうなことなんて何一つ言えないほど未熟なわたしですが、これだけは絶対にブレちゃいけないと思っているのが「書き手のエゴと承認欲求は要らない、良いと思った音楽を拡める為に書く」ということです。

 

けれど音楽を拡めることの一番の策は、拡める自分自身が影響力を持つようになるとこでもあるので難しいところですけれど。

 

その為にももっと良い文章を書けるように日々精進して参ります。共に頑張りましょう。

 

振り返れば全編わたしの話になってしまった。 

ここまで根気良く読んでくださった方、ありがとうございますもうマブダチです。(軽)

 

これからもどうぞ宜しくお願いします〜